会うまではドキドキだった。
ビミョウな年頃なので、お互いに、どうなってるかなー?
って、覗くような感じで恐る恐る近づく感じ・・・。
・・・顔を見たら、お互いに大爆笑だった。
おんなじじゃん!って思った。
しゃべり方も声も、空気感も。
何にも変わってない。
一瞬で、数十年前に戻ったような錯覚があった。
鯖缶でサバサンド作ったら食べる?って聞いたら
食べるって言ってくれた。
私は緊張しているのか、あまりお腹すいてないけど
一緒に食べた。
すぐ食べてもらいたくて、慌ててしまう・・・。
写真も撮る余裕がなかったので、彼女が撮ってくれた
写真を拝借。
鯖缶は伊藤食品の銀缶。
新玉葱とトマト、サニーレタス、マヨネーズ。
粒マスタードと紫蘇は入れ忘れたかも。

スタイル維持の為にヘルシーなものを食べさせたくて、
豚肉少なめのポークビーンズ風スープも作った。
野菜だくさんで、味付けは塩だけ。
塩も薄めにした。
今回は車で来てるからドリンクは炭酸水にしよう。
買ってきた美味しいオレンジも食べさせたいから
このソーダに入れてしまおう。
バナナは冷凍してみよう。
あとお気に入りの冷凍フルーツも。
ブドウとアメリカンチェリー。
当日の朝、ここにゼリー入れたらいいんじゃ?
って思いついて甘みの薄いレモンゼリーも作った。
しかし、ここに使うならゼリーは甘い方が良かったし
炭酸水も、甘みがあった方がよかった・・。
でもそんなこともあろうかとガムシロは作っていた。
・・・こんなに、一杯に情熱かけたけど、
見栄えも味も、ビミョウでした・・・。
バナナクリームパイも食べてくれた。
無糖のハーブティーも入れた。
この時点で、結構満腹になってしまう。
イヤイヤ、メインはケーキなのだ。
食べてもらいたい!
少し時間が流れ、食べれそうになってきたので、
強引に一皿に載せた。
ソーダのグラスの淵に飾らなかったビワも、
少量にして盛り付けた。
これがまた、全然美味しく感じることができなかった。
雨の日だったので、良い光も入らず、写真も盛れない。

そして、サイフォン珈琲も、淹れてる途中で
バタバタしたら、すっかり忘れて
グツグツさせてしまった!
そうしたら、すっごく焦げ臭く苦い珈琲を
作ってしまった。(^^;;
このように、(いつもそうだけれど)
おもてなしは、全く上手にできなかった・・・。
しかし彼女はとても喜んで受け止めてくれて
ぜ〜んぶ食べてくれたから、とっても嬉しかった!
色々忘れていることもあったけれど
アルバムを見ながらたくさんおしゃべりした。
しかし、一番びっくりしたのは、彼女とは、高2の時の
たった1年間しか同じクラスではなかったと分かった時。
3年の時は別のクラスだったのだ。
でもいつも休み時間は一緒にどちらかのクラスに居たし、
お弁当の作りっこもしていて、一緒に食べていた。
私が作るサンドイッチを褒めてくれたことがあった。
彼女はお弁当に、手作りウインナーを入れてくれた
ことがあって、感動したのを覚えている。
休日には銀座や恵比寿、渋谷や表参道の裏の方を
歩き回っていた。
一緒に応募して、銀座プランタンのファッションショーに
出たこともあった。
今でいうガールズコレクションみたいな
ファッションショーにも、
当選したのかな?観に行くことができた。
それが修学旅行から帰ってくる日だった。
だから修学旅行の朝に、別に着替えの洋服も持って行って、
東京駅のロッカーに入れたのだ。
修学旅行から帰ってきて東京駅で解散したら、
今度は旅行の荷物をロッカーに入れ、
トイレで持ってきた洋服に着替え、
表参道でのファッションショーを観たのだ。
その慌ただしいドキドキ感が、とっても楽しくて、
正直、その素敵なファッションショーの記憶は消えてしまった。

そんな楽しいばかりの記憶を背中にいっぱい背負って、
彼女は来てくれたのだ。
思い出すと、私たちの高校では、何十人もの
クラスの違う子たちがみんな、超仲良しだった。
(そこに、今、よくご飯を食べさせてもらっている
私の友だちも含まれている!)
「王家の紋章」という漫画が流行った時も、
10クラスもあったクラスの、ほぼすべてを
そのマンガは回っただろう・・。
いじめなんていう言葉は皆無だった。
しかし、私たちはほぼ、勉強というものを
していなかったかもしれない・・・。
思い出すと、面白過ぎる高校生活だった。
私は、彼女のことを親友と呼ぶけれど、
それって何だろう?ってちょっと思った。
学校で、一番に仲が良くて、他の友だちからも
一番に仲がいい二人だと、承認されている。
それはまるで付き合ってるみたいな状態の友だちを
親友って言っちゃうのかな?って思った。
修学旅行の一枚。
私たちが二人で撮ってもらってるのを嗅ぎつけると
その一枚に入ろうと死ぬ気で走ってくるafoな友たち。
奴らが来る前に早く撮って!と叫ぶ私たち。
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