2011年01月15日

にほひ袋



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子供の頃、夏休みにはいつも母が銀座に連れて行ってくれて、古いちょっとだけイイ店で、食事をさせてくれた。
松坂屋の方にある、クロサワという文房具店が大のお気に入りでした。年とともに雰囲気が変わってしまって、今はあるのかもわからないけれど・・・いかにも西洋風な、シックな包装紙を買ってきては、本のカバーを作ったりしていました。今思えばブリティッシュな雰囲気のものが置かれていたと思う。

ファミリアや松坂屋の別館、ソニープラザやイエナ洋書店(ここで二十歳前くらいに初めてイングリッシュローズの洋書を買ったのです!)、木村屋でパンを買って帰ったり・・・洋服はほとんど見るだけだったな。「ウインドゥショッピング」と母はよく言っていたっけ。

そんな中、一番記憶にあるのが鳩居堂。
ここにある絵はがきの前に貼り付いて、気に入った一枚に絞るという難しい作業をしていました。
母と姉妹で、ボール紙での箱作りが流行った時は、上の方に厳かに並んでいるキラビヤカな和紙の中から、好みのものを店員さんに伝えて取ってもらったけれど、あんなに楽しかったことはなかったな・・・。(すごい贅沢感があった・・・。)



そういう記憶の全部が、鳩居堂の、「にほい袋」に集約されているのです。
子供の頃は、実はこの匂いが大嫌いで、鳩居堂に入れないでいたほどでした。そのうちに鼻をつまんで入るようになり、今ではこんなにも大好きに・・・。


この前、久しぶりに、うちの近くにある小さな鳩居堂の売り場でこの「におい袋」を見つけて、あまりにもなつかしくて初めて買ってきました。
香りがぱぁっと広がりすぎるので、これをまたもう一つの袋に入れて保管、たまに出しては香りを確認するのです。

なんだか包装してもらっている間、懐かしくてうるっときてしまいました。
posted by nori at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 折り紙
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