2020年08月23日

生活感……





IMG_20200823_131656.jpg




King Gnuのリモートのチケットが届いた。チケットと言ってもリモートだからなんちゃってチケットだけど、嬉しい。

黄色いチケット、レモン味のラムネを食べながら眺める…。




今日はお風呂に入ったので、タオルが干してあった。あせあせ(飛び散る汗)

お風呂は週4くらい。毎日入ってもいいらしいけれど、看護婦さんの労力を考えて、他の患者さんと同じくらいにしてる。

洗濯はまとめて週1回。乾燥機も使ってる。
気になるのだけ手洗いして、ベッドの手すりを外して窓辺で干してる。



カヤツリグサは、窓の外見てて一度倒して葉っぱが折れた。
水替えの度に水切りしてる。
短くなったから、今日はペットボトル切って、逆さまにして、切り込み入れて、セロテープで止めたヤツに生けました。

それ知らないで、遠目で見ると、丸っぽい素敵なガラスに見える。(見えない ? ^_^;)




にじみ出る生活感。

ココ、砂の底だったっけ ? ^_^;)





posted by nori at 13:55 | その他

2020年08月20日

砂の女 読みました






IMG_20200820_055749.jpg
(病院という閉鎖空間に於いて「男」と同じように、植物(雑草でもよい)を傍らに置きたくなり、そこに愉しみを見い出し始めている私……怖い。)



砂の女を読みました。

色がなかった。砂のような色だけ。
僅かな光とたくさんの影、乾きと湿度、ベタつきとザラつき、少ない水。
口の中や体中に常につきまとう、ひどい砂の気持ち悪さ。
「男」が次々に語る理屈……正直、読書を好まず、論破にも興味がない女の私は、読み始めてとても疲れた。


「男」には必要最低限の配給の他に、酒、新聞や古本の漫画、新生3箱が支給される。
「新生」が何かわからなかった。検索したら紙巻きタバコだった。それがクリーム色だった。
その薄明るいクリーム色と、女(妻)の肌の菫色の血管、だけが色の印象として残った。


村人の爺さんが、「婆さん」と呼ぶ「女」は、夫と子供を砂の下敷きにして亡くした寡婦で、悪いところは無いけれど、好きになれる要素も、私にはほとんどなかった。年齢は30歳前後で、後に子供も身籠る女に対して、その老人が、婆さん呼ばわりしている事が最初、不思議で不快だったけれど、その老人や村人にとっての「女」の価値は、婆さんでしかなかったのかもしれない。


「男」は、休暇の楽しみとして、新種の昆虫探しに来ただけだった。しかし、自分が虫ケラのように蟻地獄のようなものにはまってしまう。虫を探しに来て自分が虫になってしまった。

(砂漠の代表的な虫、探していたニワハンミョウの奇妙な飛び方は、狙った鼠を誘い出す罠、とも言える。
採集するはずのニワハンミョウ、そのニワハンミョウのような動きを見せた「女」に、まるで鼠のように囚われてしまった「男」。)



途中、読むのが辛くなった。
不幸な状況を諦めて受け入れ、あるものの中で楽しみを見い出すように見える「女」に対して、「男」は考えつく限りを尽くして必死にもがき、無理に思える挑戦を次々とする。時に怒り、愛情なく「女」に当たることにも恐怖を感じた。


私は、頭を使わない女だから、まだまだ途中なのに、もう早速諦めて この「女」の側になった。 一緒に諦めて楽しく労働して、労働後の食事を美味しく食べ、「女」と語り合って内職をし、一緒にラジオを聴けばどれだけラクになるか。私ならそうすると考えた。
男性脳でない私には読みにくい本だった。


唯一、どうなってしまうのか心配だったシーンあった。「女」はそこで、意外にも激しく抵抗し戦ってくれたのでホッとした。ここが、女が感じる、ギリギリの人間としての状況だったのだと思う。

こうやって、ギリギリの人間が描かれていた感じがする。あと少しでも落ちたら、人間ではなくなる生活だった。その限界を見たような気がした。それが私には気味が悪く怖かった。


人間として、最低に思える世界。
一方で、いつでも新聞が読めて、自分が選んだ職業に就いて、自分が選んだ素晴らしい人生を歩んでいるはずの普通の世界の人たち。
もしかしたらこの2つが、大して変わらないんじゃないかという怖さ。そして、それならこの砂に閉じ込められた世界も、言うほど悪くないのではと思えてくる、僅かな明るさ? 光? のようなものも、読み終わって感じた。



とても辛く、戦い続けていた「男」が、最後には、自分の両脇に縄を通してもらい、元の場所に甘んじて降ろされる。

また、いつでも逃げられる梯子が用意されるようになったのに、もう逃亡しなくなる。

「男」は、自分の発明で、自分の力で、気持ちの良い水を作る、小さな装置を完成させた。それを自慢したくなる。その自慢はこの世界でしか通用しないものだから、ここに留まる理由ができてしまった。植物を育てようと考え始めたり、「女」と同じように、ここに留まる良さを、いくつか見つけてしまったのだ。



後味には、想像したような最悪さが、不思議となかった。
書いてあることに一貫性、繋がり、ブレないものがあった。描かれる状況にもセンスを感じた。
「男」の持つ男らしい思考、頭の良さと、比喩、行動力とエネルギー、「女」の持つ頭の悪さと素直さ、同じ場所への執着、落ち着きや忍耐とささやかな希望を見つける巧みさを感じた。

本を普段読まない私が、読みにくいと感じながらも、読み進められて、後味が悪いだろうと想像したのに、後味が悪くなかった不思議な面白さがある本 ! でした。







それから、この作品の原型とされている、チチンデラ・ヤパナを読みました。最初の部分で終わっていました。思わず、「こわっ」と言いながら本を閉じました…。






この男はこの女を愛し始めた訳ではないと考える。

posted by nori at 07:34 | その他

2020年08月19日

sorrows...



ピンタレストにコレクションしている写真の中から、見ながら描いたやつです。愛に満ちたとても素敵な写真。またまた似ても似つかぬお絵かきで申し訳ない…できればリベンジしたいのだけれど、この構図、雰囲気がとても好き。

私の目を通したら、なぜかとても切なく見えてしまって、このお絵描きのタイトルは、sorrowsなの。King Gnuの好きな曲のタイトルで知った単語ょ。 ^_^;





IMG_20200819_151623.jpg 





posted by nori at 19:44 | その他

2020年08月18日

本を買いました



小説をほとんど読まない(読めない)私が文庫本を買いました。

安部公房…もちろん読んだことが無いです。

この人の本に、時計虫という実在しない面白そうな虫が、ちょっと出てくると聞いただけなのに、何かすごく興味を唆られました。




たぶんその虫が載っている本は「方舟さくら丸」という本です。けれども色々検索していて2冊に絞ったら、それ以外になってしまった。





IMG_20200818_170538.jpg

「砂の女」は安部公房の代表作のようだったし、時計虫とは関係ないけれど、昆虫採集のシーンから始まるとあったので少し惹かれて選びました。

この主人公が探す虫は、種類の多い「ハンミョウ」。

生物の少ない砂地で、新種のハンミョウを見つける。すると自分の名前が半永久的に保存される…それを愉しみにした余暇の旅から始まって…。


私は、東京駅KITTEにある大好きなインターメディアテクを思い出しました。
古く乾いた匂いの博物館にずらりと並んだハンミョウらしき虫の標本。虫に付いている学名の紙切れを。


そうして、いわゆる読書家とは違う、些細なポイントだけに反応して、先に届いた「砂の女」から読み始めました。



でもまず一冊目に選んだのは右側の短編集の方です。

これは、「砂の女」と「方舟さくら丸」の原型または前章となるような短編集が入っているようです。
架空の、時計虫=「ユープケッチャ」を読むのが楽しみです。







それからいつものように、「見る」本も。

IMG_20200818_170625.jpg

蔵前にある素敵な喫茶店、半月。
その下にある焼菓子店シノノメ。

随分前に行った時の写真が残っていました。



IMG_20200322_122412.jpg


IMG_20200322_122123.jpg


普通のお茶以外に、リキュールの入った珈琲などがあり、カウンターはバーのようでカッコいい。

ケーキはシンプルな美しさ、面白いケーキもある。一つなんて選びきれない。

そして、下の店舗の焼菓子が、どれもまた絶品!
その焼菓子のレシピ本が出ているのを知ってから、ずっといつか買おうと思っていたのでした。




刺繍の本は、立体刺繍。
「立体刺繍で織りなす、美しい花々とアクセサリー/アトリエFil」



お花のブローチの作り方が載っています。

難しそうだから、横目で通り過ぎていたけど、思い切って買ってしまった。上手に作るにはまだ時間かかりそうだけど。






小説を読むきっかけをもらえたことが嬉しい。

ではまた本の中の世界に行ってきます。





posted by nori at 14:01 | その他

2020年08月16日

信じられる?






IMG_20200816_190904.jpg




信じられる? 信じられない…。
看護婦さんがアロマを持ってきてくれた。うれしくて泣けた。





3本持ってきてくれて。
これがなんと、今1番欲している系の香りだったから、尚びっくりしちゃった。シダー系とレモン。

今は、ローズとかラベンダーという感じではなかったから…。



たしか、その3本は、

ティートゥリー、
フランキンセンス、
レモン




どれにする?って言われて、全部混ぜたいと言いました。




フワフワの布団に寝かされている気持ちになる。






神様ってやっぱりいるんだな、きっと。
人の中に入ってるんだな。

トルストイの民話にもそんなお話があったなぁ…。






タグ:入院中
posted by nori at 19:51 | その他

カヤツリグサ




昨日は、大好きなリハビリの先生と、夕方、一緒に野菜を見れて、めちゃめちゃ嬉しかった。下の記事に貼った、スイカの成長を喜び合った。



私がそのスイカを撮っていたら、先生は、
「私は朝の水やりの時に、ちょっとスイカの実にも水をかけちゃって、水玉がついたところを撮ってるんだよね。」って、鼻の穴を広げて言うので笑った。でもその時それを聞いた私は、体中に喜びが満ちました。大げさだけど、それが本当のこと。

朝の水やりは、まだ患者はリハビリ室に入れないから、一緒にあげられないので残念。




そしてスイカの側に、美しく咲いていた草。(誰もが汚い雑草と思うだろうけれど、私にはとても美しく見えた。花瓶がペットボトルだってことも、全く気にならない。)

よく知っている雑草だけど、名前は知らなかった。調べたらカヤツリグサというのに似ていた。

直後の写真はインスタに上げました。






IMG_20200816_093429.jpg

そして朝もまた、心撃ち抜かれる美しさでした。私にとっては。








IMG_20200816_101004.jpg

午前中は、悲しみの定期的な波が来て、ティッシュの繊維を眺めていたら、奥に佇んでいるのがちらっと見えた。






IMG_20200816_104834.jpg

King Gnuのミュージックビデオ「the hole」で好きな人の背中を、鏡越しに写すシーンを、なぜか思い出しながら撮りました。(普通は思い出さない。)







posted by nori at 11:39 | その他

2020年08月15日

メールアドレス



こちらのブログに貼っていたリンクアドレスは、今、見ることができないのを忘れていました。

今、見ることができる新しいアドレスを貼ったので、よろしくお願いします。

以前、送ってくださった方がいたら、見るのはもう少し後になってしまいますがお返事します。ごめんなさい。





IMG_20200815_164243.jpg

本日、8月15日のスイカ。(^^)
昨日より、また少し大きくなってる。





posted by nori at 19:45 | その他

仮置マスクケース




IMG_20200815_085856.jpg


NanalaのRinさんが作られたマスクケースを買いました。ハンドメイドサイトのcreemaで見ました。





病院はもちろんみんなマスクで、患者さんも部屋に人が入ってきたら必ずマスクを付けなければいけません。
(リハビリの先生はプラス、アイガードもする。担当医も話す時はソーシャルディスタンスを保つので、いつもより遠くて少しさみしい。)





1日に何度も取ったり外したりするので、これからとっても役に立ちます。





病室でポチったものが届くと、夫が、まるでクロネコヤマトのように、すぐ届けてくれます。





IMG_20200815_085905.jpg

この絵柄に刺繍できると思ったのも選んだきっかけでした。でもそれより前から、このRinさんの刺繍のブローチがとっても可愛いのでサイトを眺めていたのでした。









posted by nori at 09:45 | その他

コロナ対策時代の入院生活




昨日は、家族が荷物を持ってきてくれた。

すると看護婦さんが部屋に持ってきてくれる。

家族に渡すものは無いか聞かれる。

私は、ありませんという。




その時は、ちょうど、部屋でリハビリ中でした。

若いリハビリの先生が気をきかせて、ご主人の顔見てくる?って言ってくれる。

でも、行ったところで、ソーシャルディスタンスで2m離れたところから手をフルだけって、もう知っている。

それをすると、余計にさびしくなるのを知っているから、行かない、という。



今まだ14歳の三男は年齢が低すぎてお見舞いに来られず、オペの直前にだけ一瞬顔を見ただけだった。もちろんコロナ対策という理由で、会えるわけではないけれど。


思春期の息子たちは、私とのラインもほとんどないし、返ってくるのは、素直な短い返事だけ。


家のことだって…洗濯や食事、お弁当など、毎日のことが、何ヶ月も、全員の負担になっているはずだから、それでいい。


頼んで、送ってもらっていた子どもたちの写真も、そこから僅かに見られる成長が、嬉しいのに悲しかったりもして。




リハビリは1回1時間、それが1日に2〜3回もある。だから1日は意外と早く過ぎてくれる。それで泣くヒマも無く過ごせているのかもしれない。ありがたい。



パートに行っていた職場の人たちとのやり取りも、退院日が決まってなかったり、歩くリハビリが始まってないと、お互いに何と言ったらいいかと考えてしまうから、次第になくなってくる。でもその方がいい。




でも、それで、だんだん自分の所属がわからなくなる。




働いていた?
お母さんだった?
どこに住んでた?





ボンヤリした頭で、ただ、鉛筆を動かしたり、針を動かしたり、音楽を聴いたりしているとマイナス思考も消えていく。




でも手を動かした物が出来上がった時は、それがどんなにヘタでも自分の心が動いてくる感じ。
病院の野菜が成長しているのを見た時も。
誰かの、今 描かれた絵や、今 作られた物や食物を見るのも。
知らない単語やワードが出てきた時に、それを調べたり、知れる時も。
見えない世界の物が見えるような気がした時も。




暗くなってしまう部分を吐露してしまいましたが、私は今、怪我で入院しているだけで、もうあと一息で退院です。





タグ:入院中
posted by nori at 05:51 | その他

2020年08月13日

病院の野菜9

posted by nori at 16:11 | その他